スモーキーウイスキー「ラフロイグ」【200年以上のウイスキーの原点】

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スモーキーウイスキー

『スモーキーウイスキー』は、薬品を想わせる独特な香りにドライな後味といった強烈な個性があり、
昔かられ込むか、大嫌いになるかのどちらか」 と評されてきました。
しかし視点を変えれば 「誰もが好きになる」とも言えます。
その中でも、「ラフロイグ」は「アイラモルトの王」と呼ばれ、
世界で最も愛されているスモーキーウイスキーです。

ウイスキー樽

ラフロイグの香りはさらに独特で、見た目はその他のスコッチウィスキーと大きな差はありませんが、
香りは薬草に表現されたり、磯の香りとされたりします。
日本国内では飲んだ感想が消毒剤や正露丸に例えられることもあり、
とても香りが強いウイスキーということがわかりますね!

スモーキーウイスキーの作り方

ウイスキー、とくにモルトウイスキーの香りや味わいの特徴のひとつに
スモーキー(煙っぽい)、ピーティー(ピート様)という表現があります。
日本語に言い換えると燻香(くんこう)、いぶしたような感覚のことです。

これはモルトウイスキーの原料、大麦麦芽を乾燥させる時に
「ピート(泥炭でいたん、草炭そうたん)」を焚いて、大麦の発芽を止めることが由来しています。

ピート(泥炭)

ピートとは、約1000年の年月をかけて堆積した腐植土のことで、
採掘された土地の自然環境によって、さまざまな特徴のあるフレーバーが現れます。
かつてのウイスキーはすべてがピーテッド麦芽を原料としていました。
この製法でつくられる麦芽を「ピーテッド麦芽」と呼びます。
生産地の多くがピートを豊富に採掘できることから生まれた、伝統的なスコッチウイスキーの製法です。

モルトウイスキー4ブランド

ウイスキーブランド

しかし近年はあまりスモーキー、ピーティーさを強く感じさせない、
あるいはピートを使用しないノンピーテッド麦芽を原料としたモルトウイスキーが主流となってきています。
そんな時代の流れの中で「ラフロイグ」「ボウモア」「アードモア」「カネマラ」、
このシングルモルトウイスキー4ブランドは伝統的な香味世界を守り続けています。

「ラフロイグ」の特徴

「広い入り江の美しい窪地」を意味する

スコットランドの入り江
ラフロイグはスコットランド南西の小さな島、アイラ島にある歴史ある蒸留所とそこで作られるウイスキーの名前で「広い湾の美しい窪地」という意味を持っています。
創業は1815年、2015年には200周年を迎えました。
ラフロイグ蒸溜所があるアイラ島は、日本の淡路島と同程度の小さな島。
全島の1/4が厚いピート層に覆われており、島民たちは古くから暖炉の燃料として採掘したピートを使用してきました。
周囲を海に囲まれているため、アイラ島のピートには海藻が含まれています。
そのため、「ラフロイグ」は磯や潮を感じさせる味わいとなっています。

正露丸味?強烈なインパクトを持つラフロイグの味

正露丸

正露丸味って本当?ラフロイグの味は?
緑色のボトルが特徴的で、シンプルなラベルからは想像のつかない刺激的な味わいです。
ラフロイグからは、薬品のような香りが放たれます。ヨード香と呼ばれるこの香りが、正露丸を彷彿させます。
ただ香りが強いだけでなく、太くしっかりとした深みの味わいにキレのいい酒質があわさって、飲みごたえもじゅうぶんなウイスキーでもあります。
小さな島で海風を受けながら作られるラフロイグは磯のような、潮のような海を連想させるニュアンスを感じ取ることも可能で、日本からすれば遠く離れたスコットランドの姿をも想像させる地酒としての側面も持ち合わせています。

王室御用達のウイスキー

プリンスオブウェールズの羽根

ラベル上部を飾るのは、「平和の楯」と呼ばれるプリンス・オブ・ウェールズの紋章で、
こちらは「ロイヤルワラント」の証です。
「ロイヤルワラント」とは王室御用達の意味です。
1815年創業のラフロイグ蒸溜所。ピートを効かせた個性派として、スコッチウイスキーの発展に大きく貢献してきました。ラフロイグは、シングルモルトウイスキーで初めて、英国王室御用達ブランドに認定されていることでも知られます。
チャールズ皇太子によって1994年にロイヤルワラントに認定されました。
イギリスの城

おすすめの飲み方

ウイスキーロック

ロック

ウイスキーの飲み方は人それぞれですが、その特徴を余すことなく愉しむのであればまずは
ストレートで飲んでみましょう。
一度その味わいにハマれば抜け出すことはできません。

ハイボール

また、ラフロイグはハイボールもオススメです。
ソーダで割ることでラフロイグの持つ爽やかな側面が強調され、
そこに独特のピートの香りがつくことで他のウイスキーでは出せない特別な味わいになります。

ラフロイグハイボールはウイスキー通のなかでは割と一般的な飲み方のひとつです。
強烈なピート香をもつラフロイグも、炭酸をあわせるとグッと雰囲気が変わります。
スモーキーさをしっかり残しながらも、軽快で豊かに香る磯を感じさせるハイボールになります。
ウイスキーハイボール

ラフロイグの種類3銘柄

ラフロイグ 10年


  • タイプシングルモルト
  • 産地イギリス(アイラ)
  • 原材料モルト
  • アルコール度数43%
【商品紹介】
バーボン樽で熟成した、最低10年以上のモルト原酒を使用したボトルです。
香りは正露丸のようなヨード香、ピート、そしてモルト由来の甘くて柔らかなバニラが漂います。
味わいは香ばしいナッツ、とろみのあるオイリーな感覚とともに強烈なヨード・ピート香が鼻腔を突き上げます。
アイラモルトの王様と呼ばれる理由のわかる男らしいウイスキーです。

ラフロイグ セレクトカスク


  • タイプシングルモルト
  • 産地イギリス(アイラ)
  • 原材料モルト
  • アルコール度数40%
【商品紹介】
アイラ島の職人手づくりのピートの効いた麦芽から生みだされるシングルモルトです。
爽快なピート香や磯の香りを思わせる個性的な味わいが世界中の熱烈なファンを魅了し続けています。
スモーキーな香りとフルーティーな甘美さが漂い、ノンエイジですが従来にはなかった甘味、
爽やかさがウリの新感覚ラフロイグです。

ラフロイグ 30年


  • タイプシングルモルト
  • 産地イギリス(アイラ)
  • 原材料モルト
  • アルコール度数53.5%
【商品紹介】
熟成年数30年以上の原酒から作られた最高級ボトル。
古いシェリー、プラムと酸味が効いたカカオ、爽やかなオレンジピール、微かな土っぽさを感じます。
円熟味を帯びた柔らかな口当たりとどっしりした味わい、深い余韻の残る「アイラの王」という名がふさわしいボトルです。

まとめ

いかがでしたか?
スモーキーウイスキーはその製法から独特の香りがして正露丸のようだ例えられます。
スモーキーウイスキーの生産地アイラ地方で「ラフロイグ」はアイラモルトの王と呼ばれ、イギリス王室からも認められる伝統ある銘酒です。
この記事を読んで気になった方は一度ラフロイグを手にしてみては?

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