老酒とはどんなお酒?紹興酒との違いやおすすめの飲み方なども解説!

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皆さん「老酒」というお酒をご存知でしょうか?
この記事では、そんな「老酒」についてどんなお酒なのかといった基本的なことや、混同されがちな紹興酒との違いについて解説していきます。

老酒とはどんなお酒?

まずは、老酒とはどんなお酒なのかその正体に迫っていきましょう!

老酒の読み方

さて、とりあえず老酒について知りたくて検索したけど…
これってなんて読むの?という方も多いのではないでしょうか。
「老酒」と書いて、「ラオチュウ」と読みます。
日本語ではないので難しいですが、ぜひこの機会に覚えてしまいましょう!

老酒の定義

そんな「老酒(ラオチュウ)」ですが、まずはどんなお酒なのか、その定義を解説します。
「老酒(ラオチュウ)」とは、黄酒(ホワンチュウ)を最低3年以上熟成させたお酒の総称です。
またまた、黄酒(ホワンチュウ)という聴き慣れない言葉が出てきましたね。

「黄酒(ホワンチュウ)」とは、中国のお米を原料とする醸造酒でアルコール度数14~18度のお酒のことです。
簡単に中国版の日本酒と覚えておけば良いでしょう!
(正確には、もち米を使ったり、麦麹を使ったりと作り方に違いはありますが、日本酒との共通点が多いお酒です。)

その黄酒(ホワンチュウ)を3年以上熟成させたお酒が「老酒(ラオチュウ)」です。

陳年とは?


余談ですが、中国のお酒などを見ていると、よく「陳年10年」などと書かれていることがあります。
これは日本でいうと「貯蔵」の意味です。
つまり、老酒(ラオチュウ)の場合は最低でも陳年3年以上ということになります。

老酒と紹興酒の違いは?

老酒(ラオチュウ)とよく間違われるお酒で「紹興酒(ショウコウシュ)」というものがあります。
「え?同じじゃないの?」
と思う方もいるかもしれませんが、実はこの2つのお酒は同じものではありません。

この2つの違いは、いわゆるシャンパンとスパークリングワインの違いのようなものです。
勘がよい人であればもう分かりましたよね?

そう、「老酒(ラオチュウ)」と「紹興酒」の違いは、生産されている場所の違いです。
「紹興酒」とは中国の浙江省紹興市で造られる「「老酒(ラオチュウ)」のことであり、それ以外の場所で造られた老酒(ラオチュウ)は紹興酒とは言いません。

(ちなみに、シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインのことであり、同じく生産場所が限定されています。)

紹興酒の他にも、老酒(ラオチュウ)には、上海で造られる「上海老酒」、福建で造られる「福建老酒」など生産地方で限定されているものがあります。

老酒の味わいと年数と値段

「老酒(ラオチュウ)」の味わいは、年数によって大きく異なります。
一般的に、老酒(ラオチュウ)の多くは、熟成期間3年~5年のものが多いですが、中には10年を越えるものまで。
老酒は長期間熟成すればするほど、独特で個性的な味わいになりますが、その反面、お酒そのものの角が取れてまろやかになり飲みやすい味わいにも変化するという矛盾を持っています。
いわゆる珍味とも言えるもので、熟成年数が高いから美味しいというようなことは言い切れず、あくまで飲む人の主観に偏ります。

ですが、値段となれば話は別。
熟成年数が増すにつれどんどんと跳ね上がります。
珍味を楽しむにはやはりそれなりの値段がかかってしまうことは事実です。

老酒のお美味しい飲み方


最後に、老酒(ラオチュウ)の美味しい飲み方を紹介します。
これから、老酒(ラオチュウ)を飲むという方は、ぜひ参考にしてみて下さいね!

一般的には燗で飲む

中国では、一般的に老酒(ラオチュウ)を常温や燗で飲みます。
温めると、老酒(ラオチュウ)ならではの独特な香りが楽しめるためです。
ですが、香りが独特なお酒は…という方は氷を入れてロックで飲むのも◎です。

他のもので割って飲む

その一方で、最近ではジュースなどで割って飲むのも主流になってきました。
老酒(ラオチュウ)を初めて飲むという方は、割って飲む方がおすすめかもしれません。

代表的なものには、老酒を炭酸水で割った「ドラゴンハイボール」があります。
他にも、シークァーサーの果汁で割ったものやレモンを添えたものなどが人気の高い飲み方です。

まとめ

この記事では、「老酒(ラオチュウ)とは?」「老酒と紹興酒の違い」などを解説しました。
普段飲みなれないお酒だけに、その楽しみ方は無限大とも言えます。
ぜひ、この機会に一度飲んでみてくださいね!

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