授乳中の飲酒(アルコール)NGはウソ!?頻度や量はどれくらいまで大丈夫?

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妊娠中は完全禁酒が必要ですが、出産後は授乳が必要になってきます。
授乳中も飲酒をしてはいけないのでしょうか。
母親が飲酒をすることで母乳にもアルコールが含まれてしまうのであれば、赤ちゃんに悪影響がありますが、「授乳中は飲んでもOK」という噂も聞きます。

今回は、授乳中の飲酒の影響、どれくらいなら授乳中でも飲酒していいのかを解説します。

授乳中とアルコールの関係の事実

母親の体内にお酒が残っていると、母乳にもアルコールが含まれます。

ただ、母親の体内のお酒が分解されると母乳からもなくなるので、母乳内にアルコールがたまるということはありません。
そのため体内にお酒が残っている限り搾乳して母乳を処分したとしても、母乳にアルコールは残るため注意が必要です。

もっともアルコール濃度が高いのは飲酒から30分から60分後です。
摂取量に応じて体内の分解時間も長くなるため、飲めば飲むほど、母乳にアルコールが滞留する時間も長いと言えます。
https://happybanana.info/?p=3035

授乳中のアルコール摂取はどのように影響がある?

授乳中の母親の飲酒は、母乳に影響します。

母親のアルコール濃度と母乳のアルコール濃度は等しいので、母親の体内に残っているものが分解しきらないうちに授乳してしまうと、お酒が混じった母乳が赤ちゃんの口に入ることになり、結果的に赤ちゃんもアルコールを摂取してしまうことになります。

アルコールは母乳に移行するので、赤ちゃんにも悪影響


授乳中の母親のアルコール摂取が乳児の発達にどれくらい影響があるかは、現段階の研究でははっきりとわかっていません。

しかし飲酒をした後に授乳をした母親の母乳を飲んだ乳児も、同程度のアルコールを摂取することになるため、赤ちゃんが意識低下の初期状態の傾眠状態になったり、ホルモンバランスが崩れたりします。赤ちゃんも飲酒している状態になるため、最悪アルコール中毒に陥ってしまうこともあり、海外では飲酒後に乳児に母乳を与え、乳児が死亡に至ったケースもあります。

授乳中にアルコールを飲む際に気をつける事

乳児にも影響を与える可能性のある授乳中の飲酒。
母親の体内のアルコール濃度と母乳のアルコール濃度は等しくなるため、「いかにお酒を体内に残さないか」が大事です。
お酒を残さないためには、どういった点に気を付ければよいのでしょうか。

飲酒後2時間は避ける

母乳にアルコールの影響を与えないためには「飲酒と授乳の時間を十分にあける」ということが重要です。
目安としては市販のビールや缶チューハイ(5%程)1缶飲んだ後、二時間程度空けると分解されます。
ただし、体調によって分解の速度は変わるので、あくまで目安としてとらえてくださいね。

母親がアルコールの影響を感じなくなるまで授乳をまつ

飲酒から二時間立ったとしても、アルコールの影響で吐き気や倦怠感が残る場合があります。
その場合は飲酒による体の反応がなくなるまで授乳はやめておきましょう。
あくまでも「二時間」というのは目安のため、その日の体調や体質によって分解の速度は異なり、分解に二時間以上かかる場合も考えられるので、臨機応変に対応することが大事です。

実際に何をどのくらい飲んで大丈夫?


米国小児学会では、アルコールの許容量は「0.5%/母親の体重」としています。
この計算式を信じると、ビール500mlくらいであれば大丈夫と結論がでますが、母子栄養健康協会の見解だと少し多いようです。体重は50kgの女性の場合が2時間ほどで分解できる量は、ビール(5%)だと350ml(1缶)、発泡酒(3.5%)だと、350ml(1缶)、ワイン(14%)だと100ml、缶チューハイ(5%)だと350ml(1缶)、日本酒(20%)だと80mlが目安です。ただしアルコール度数はメーカーによっても大きく異なるので、度数を必ず確認しましょう。
https://boshieiyou.org/alcohol_for_lactatingwomen

まとめ

授乳中の飲酒は赤ちゃんが母乳を飲むときに、母親の体内にアルコールが残っていなければ赤ちゃんに影響を与えることはありません。しかし、もし体内にアルコールが残ったまま授乳してしまった場合「赤ちゃんがアルコールを取り入れてしまう危険性」があることについては十分理解が必要です。

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