酒を飲むと眠くなるのはなぜ?眠くならない飲み方を徹底解説!

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「お酒を飲むのは好きだけど、飲んでいるうちに眠たくなってしまって楽しめない」「若い頃はそんなことなかったのに、最近はお酒を飲むとすぐ寝てしまう」等といった悩みの声をよく聞きます。今回はそんな悩みを解決するべく、お酒を飲むと眠たくなる理由を解明した後、お酒を飲んでも眠たくならない対策について解説していきます。

酒を飲むとなぜ眠くなる?

アルコールには全身にさまざまな指令を出し、身体の活動の中心的存在である中枢神経の働きを抑制する働きがあり、この働きが鈍ると人は眠たくなります。さらにアルコール自体に抗不安作用という緊張を緩和させるリラックス作用もあるため、考え事をして寝付けない傾向にある人は「お酒があるとよく眠れる」という感覚になることが多いです。

元々お酒に弱い人は眠くなりやすい


元々体質的にアルコール分解酵素の働きが弱い人は少ないアルコール量でも眠気を感じやすいものです。
アルコールの分解によって生成されるアセトアルデヒド。アルコール分解酵素の働きが弱い人では、このアセトアルデヒドが血液中に溜まりやすいため少ないアルコール量でも眠気を感じやすくなります。
そのため元々お酒に弱い人は眠くなりやすい体質と言えるでしょう。

加齢によって徐々にお酒を飲むと眠くなる?

アルコールを分解するスピードが落ちる

加齢による肝臓機能低下もお酒を飲むと眠くなる原因の一つです。アルコールを分解する速度が遅くなることで、アルコールを分解する過程で生まれるアセトアルデヒトが体内に長く滞留してしまいます。アセトアルデヒトは周りの細胞に傷をつけてしまう身体に悪影響な物質。そのため回復にエネルギーが奪われ疲労を感じ、眠たくなってしまうと考えられます。

水分量の低下

加齢によって体内の水分量が減ることも、お酒を飲むと眠たくなる要因です。生まれたときは人間の体内の80%は水ですが、年を重ねるにつれ体内の水分は徐々に減っていき、最終的には高齢者になると水分保有率は50%となります。アルコール分解には大量の水分が必要です。アルコール分解に使われた分、体内の水分が低下するとその分血中アルコール濃度が高くなるため、眠たくなる傾向にあります。

眠くならないお酒の飲み方

水と一緒にお酒を飲む


お酒を飲むと眠くなるのを防ぐ対策として、お酒と一緒に水を飲むことが挙げられます。体内の水分量を増やしてあげることで急激に血中アルコール濃度が高まることを防げます。お酒とお酒の間にお水を挟むことで、相対的に飲むお酒の量が減ることでアルコール摂取量が普段より少なくなり、結果的に眠くなるのを防ぐという効果もあります。

お酒を飲むペースを考える


お酒を飲むペースを調整するのも眠くなるのを防止できるでしょう。そのためには自分自身が飲める量をしっかりと認識する必要があります。もし飲み会の最中で眠たくなり楽しめない、ということがあればその時に飲んだお酒の量を減らしていくと、自分にとってどれくらいの飲酒が心地よいのかわかるはずです。また、「自分はこれくらい飲める」と思ってもその日のコンディションによって変化するので、自分の基準に固執せず、体調を見極めてお酒と付き合っていきましょう。

お酒を飲む前に空腹にしない

空腹時にお酒を飲むと眠たくなりやすいです。アルコールの80%は小腸で吸収されますが、まずアルコールは小腸の前に胃にたどり着きます。胃に液体を流した時、固形が胃に入っていれば胃の出口は閉まるという性質がありますが、固形が入っていない場合は液体を流すとあっという間に胃をでて小腸に流れてしまいます。そのため空腹時に胃にアルコールを流してしまうと瞬く間にアルコールをよく吸収する小腸へ運ばれてしまうためアルコールの周りが早くなり、眠たくなる要因になります。

寝酒はできる限り避けた方がよい!?

お酒を飲んで眠くなってしまう、という方にとってはアルコールは入眠までの時間を短くさせます。
しかしだからと言って睡眠薬の代わりになるかというと、そういう訳にはいきません。お酒を飲むと、睡眠が浅くなり寝付きまでは良くなりますが睡眠は浅くなり熟睡できていないということがあります。またそれが習慣化してしまうと、少しのお酒では眠くならなくなり、徐々にアルコール摂取量が増えてアルコール依存症などの恐れもあります。深酒をすると昏睡状態のような深い睡眠になりますが、質の良い睡眠とは言えません。
たまにお酒を飲んで寝てしまった、ということがあってもくれぐれも寝酒を習慣化しないようにしましょう。

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まとめ

お酒を飲むと眠たくなる理由は、「アルコールには中枢神経を抑制させる働きとリラックス作用があるから」「加齢によって肝臓機能が衰え水分保有率が減るから」ということがわかりました。さらにお酒を飲むと眠たくなるのを防ぐ対策として「水を飲むこと」「飲むペースを調整すること」「お酒を飲む前は空腹にしないこと」が挙げられます。健康に楽しくお酒を飲むことが何よりも大事です。お酒を飲んで眠たくなる人はぜひ試してみてくださいね。

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