ウイスキー銘柄「ボウモア」の評価とは?12年・15年などそれぞれの特徴も解説!

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出典:Amazon.co.jp

ウイスキーで有名なイギリス・スコットランド地方の「スコッチウイスキー」。

聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
それでは、その地域のウイスキーの中でも評価の高い「ボウモア」はご存じですか?

今回は、伝統のある蒸留所にて造られている「ボウモア」の特徴やおすすめのウイスキーをご紹介!
ウイスキー好きも初心者も、ぜひ最後まで見ていってくださいね!

ウイスキー「ボウモア」とは?

ウイスキー好きの間で人気の「ボウモア」とは、イギリスはスコットランド地域・アイラ島にてつくられている’アイラウイスキー’の一つ。
独特の味わいと香りを楽しめる、奥深い味わいを持つシングルモルトとして有名です。

ボウモアの発祥や歴史


歴史は遡り、時は1779年。
スコットランド地方・アイラ島の地元商人だった「デビット・シンプソン」がボウモア蒸留所を創業しました。
それ以降、伝統的なウイスキーの製法で造り続け、現在までボウモアの味を守り続けてきたと言います。
一時経営悪化に陥っていましたが、実は1994年日本の「サントリーホールディングス」が30%の資本を買収し、経営を改善したという、実は日本とも繋がりのある蒸留所、ウイスキーなんです。

ボウモアの製法


ボウモアは、スコッチウイスキーの伝統的な技法を用いてつくられます。
まず、「発芽室」の床に水を含ませた大麦を広げ、麦芽を造ります。

この際に用いるのは木製のスコップで、これを担当するのは「モルトマン」という職人。伝統的な「フロアモルティング」という技法です。
その後、乾燥塔「キルン」にて熱湯乾燥し麦芽の成長を止めます。
その段階でお湯に浸し絞り出したものが麦汁。

それを元にできた「もろみ」を2度蒸留することで原酒が完成し、そこから熟成させたものがウイスキーとなるのです。
ボウモア蒸留所が他と違うのは、その熟成のための樽の貯蔵庫が海の近くにあり、潮風に晒されることで独特の風味ができあがる点です。

ボウモアの特徴

ウイスキー「ボウモア」と他のウイスキーの違いは、熟成の段階で潮風に晒されている点。
木で出来た樽は、海抜0メートルと海のすぐそばに位置している貯蔵庫に保管されており、その中で熟成しているウイスキーも潮風の影響を大きく受けることになります。

それが、ウイスキー「ボウモア」の独特な香り、そして味わいを作り上げるのです。
ちなみに「ボウモア」とはゲール語で「大きな岩礁」のこと。まさに熟成する場所を表していますね。

ウイスキー「ボウモア」ラインナップ

ボウモアの歴史、特徴がわかったところで、どんな種類のボウモアがあるのか、ラインナップを見ていきましょう。

一口に「ボウモア」といっても熟成年や樽により、その特徴は様々。
あなたはどのボウモアを試してみたいですか?

ボウモア12年

ボウモアの中でも主流の一本として世界的な人気を集める「ボウモア12年」。
スモーキーさがしっかりと残りつつも主張が激しいわけではなく、飲み心地は案外柑橘のすっきりとした感じも。
ウイスキー初心者でも楽しめるのが一本ですね。
また、もちろんボウモアの特徴である潮の香り、その一方でハチミツの甘みも感じられ、バランスも取れています。
魚介類などと合わせて食べるのがおすすめ。

香り:スモーキー、レモン、ハチミツ
アルコール度数:40%


ボウモア15年

ウッディ、でも深い甘みも感じる「ボウモア15年」。
スモーキー、でもダークチョコレートや柑橘のフルーツを感じる香りもその魅力のひとつ。
12年間の熟成後、さらに3年間「オロロソ・シェリー樽」で熟成させたため、「ボウモア12年」よりアルコール度数が高く、また更にコクのある味わいになっています。
12年との違いを飲み比べてみて。チョコレートやドライフルーツなどをつまみながら飲むのもおすすめです。

香り:柑橘系のフルーツ、カカオ
アルコール度数:43%


ボウモア18年

スモーキーであり、その一方で完熟フルーツの甘みも感じる「ボウモア18年」。
飲むとチョコレートのような味わいも感じられ、一方で様々な香り・味わいを堪能できる贅沢な一本となっています。
こちらは高カカオのダークチョコレートをつまむのが良さそう。
なお、2種類の樽で熟成させたウイスキーを混ぜたものもあり、そちらは更に複雑な味わいのある贅沢な一本となっています。

香り:スモーク系、完熟フルーツ系
アルコール度数:43%


ボウモア25年

ボウモアの中では“最高酒齢”の「ボウモア25年」。
香りはピートが強くスモーキーさが広がる一方で、シェリー樽の甘さとハーブも感じます。
さすがは酒齢25年、濃厚でコクがある芳醇な味わいがあります。
国際的な酒類のコンテスト「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で最高賞を獲得した実績も。
ウイスキー好きなら一度は試してみたいのではないでしょうか?

香り:シェリー、ハーブ
アルコール度数:43%


ボウモア ナンバーワン

‘ファーストフィル’のバーボン樽で熟成された「ボウモア ナンバーワン」。
スモーキーさや潮の香りもありつつ、バーボン特有のバニラのような甘さがあり、比較的飲みやすく初心者にもおすすめの一本。
そもそも’ファーストフィル’とはバーボンやシェリーなどを熟成させた後の樽を使用し、その後初めてウイスキーを熟成させること。
ウイスキーが苦手だと思っていた人も虜になってしまうでしょう。

香り:バニラ、シナモン
アルコール度数:40%


ボウモア ヴォルト

ボウモアの中でも一番海に近い’第一貯蔵庫’に貯蔵された「ボウモア ヴォルト」。
潮の香りやスモーキーさを強く感じられ、その個性を存分に味わえる一本。
ボウモアらしさに虜になっている人には堪らないでしょう。少しアルコール度数も高めなので、初めての人はハイボールにして飲むのも良さそう。
炭酸でスモーキーな香り、そして柑橘らしい味わいも口に広がり、ボウモアらしさを楽しめます。

香り:スモーク系、フルーツ系、バニラ
アルコール度数:51%


ボウモア デビルズカスクIII

「ボウモア デビルズカスクIII」。’ファーストフィル’のオロロソ・シェリー樽とペドロヒメネス・シェリー樽で熟成された一本。
チョコレートやコーヒー、フルーツなど贅沢で深く、そして複雑な香り・味わいを持つウイスキーです。
実はこの「デビルズカスく」シリーズの3回目のリリースで、かつ最後のリリース。
貴重な一本をウイスキー好きなあの人にプレゼントするのはいかが?

香り:フルーツ系、チョコレート
アルコール度数:56%


ウイスキー「ボウモア」の評価とは?

アイラ島で18世紀に作られ始めたボウモアですが、今もなお世界中のウイスキーファンを魅了し続けています。
アイラ島の環境が作るその潮の香りやスモーキーさは他のウイスキーにはない独特なもの。
ウイスキー好きがついつい虜になる魅力を兼ね備えています。

また、「ボウモア 25年」は国際的な酒類のコンテスト「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション」で最高賞を獲得した実績もあり、世界的に評価されていることが分かりますね。

ウイスキー「ボウモア」のおすすめの飲み方!


ボウモアらしさを感じられる飲み方といえば、やはりストレート。
独特の潮の香りやスモーキーさが口いっぱいに広がります。

ただ、アルコールが苦手な人、ウイスキー初心者の人は、ソーダで割ってハイボールにするのも良し。
その際は「ボウモア12年」や「ボウモア ナンバーワン」など比較的クセの少なくバランスの取れたウイスキーから試してみるのが良いでしょう。
炭酸が香りを引き立ててくれます。

また、少し慣れてきたら、ハイボールのグラスの縁に塩をつけてみて。
独特の潮の香りが更に引き立つこと間違い無しです。

まとめ

ウイスキー「ボウモア」、いかがでしたか?
スコットランド地方・アイラ島の伝統のある蒸留所で、古くからの製法でつくれられ、そして潮の香りを受けながら熟成したウイスキー。
その独特の香り・味わいは、樽の種類や熟成年によっても変わります。

ボウモアの中でも様々な種類、飲み方があるので、自分の好みに合わせて次の一本、または、はじめての一本を選んでみてくださいね。

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