【カクテル入門編】合わせて覚えたい!人気カクテルベース4つ

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ウイスキー

【カクテル入門編】第2回です。
【カクテル入門編】第1回の記事はこちら→【入門編】これだけ覚えよう!4つのベースとスタンダードカクテル

【カクテル入門編】第1回の記事では基本中の基本である4つのカクテルベース(ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ)について紹介しました。
この記事では、そこからさらに知識を広げるべく、よく飲まれる人気のカクテルベース4つを紹介します。

今回紹介するのは

の4つです。

ウイスキーベースのカクテル

ウイスキー
ウイスキーを使用したカクテルは実に多いです。
大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を原料とした蒸留酒です。
ウイスキーはもともとのアルコール度数が高く、ウイスキーベースのカクテルも度数が高くなりがちですが、ここでは、あまり度数の高くない初心者にも飲みやすいウイスキーカクテルをご紹介します。
人気で定番のものばかりなのでバーでも頼みやすいですよ。

マンハッタン

「カクテルの女王」の異名を持つ人気カクテルです。
ライ麦主体のライウイスキーにスイートベルモットというシンプルな作りでアンゴスチュラビターズという苦みのあるお酒を数滴加え、風味を引き締めます。中に沈むチェリーが魅惑的な雰囲気のカクテルです。
名前の由来は諸説ありますが、ニューヨークのマンハッタンから。
スイート・ベルモットをドライ・ベルモットに、チェリーをオリーブに替えると「ドライ・マンハッタン」になります。また、チェリーではなくパセリを浮かべると「セントラル・パーク」に。
ベースのライウイスキーをスコッチウイスキーにすると「ロブ・ロイ」といい、ラムに替えるとマンハッタンの妹分といわれる「リトル・プリンセス」になります。

オールドファッションド

昔からあるウイスキーカクテルです。
グラスに角砂糖をいれ、アンゴスチュラビターズをふりかけた後、氷とウイスキーを注ぎスライスオレンジやレモンなどを添えます。
カクテルに使われるロックグラスは正式に「オールドファッションドグラス」と言うのですが、その名前もこのカクテルにちなんでいます。
毎年アメリカのケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクとして観客に配られており、グラスコレクターなども存在しています。
競馬にちなんだカクテルのため使用するウイスキーはライ、もしくはバーボンと指定されています。
時間をかけて味わうのが通。

スコッチコリンズ

伝説のバーテンダー、ジョンコリンズによって生み出されたカクテル。
ウイスキーコリンズやジョンコリンズなどとも呼ばれます。たまに勘違いされる方がいますがすべて同一のカクテルです。
スコッチウイスキーにレモンジュースとソーダでさっぱりといただけるのが特徴のカクテルです。
砂糖で甘味を調整しているため、カクテル初心者にも非常に飲みやすいです。

ブランデーベースのカクテル

ブランデー
ブランデーといえば高級酒なイメージが強く、ストレートで飲むこと以外は邪道だと考える人もいます。
前回の記事で紹介したウォッカ、ジン、ラム、テキーラがホワイト・スピリッツと呼ばれ、様々なカクテルに使用されるのに対しウイスキーやブランデーなどはブラウン・スピリッツといって、香りが出来上がっているのであまりカクテルに使用されることはありません。
しかしブランデーベースのカクテルはその芳醇な香りを活かした個性的なカクテルが多く、ホワイトスピリッツとは違った魅力があります。「ホワイトスピリッツベースのカクテルは飲みやすいけどなんだか自分の好みと違う気がする……」という方はぜひブランデーカクテルに挑戦してみることをお勧めします。

サイドカー

ブランデー、ホワイトキュラソー、レモンジュースを2:1:1の割合で作るシンプルなカクテル。
それ故に作り手の個性が出やすく、「バーテンダーや店の個性がわかるカクテル」と言われます。
また、2:1:1という分量も、カクテルの世界では「サイドカースタイル」と呼ばれ、カクテル作りの基本の分量とされています。

フロリダ

日本ではノンアルコールカクテルとして有名なフロリダですが、世界では一般的にフロリダはドライジンを使用したアルコールカクテルのことを指します。
ドライジンにオレンジジュース、ホワイトキュラソー、キルシュヴァッサー、レモンジュースを加えて作ります。
アルコール度数が低く、柑橘系の味わいが爽やかで大変飲みやすいため、カクテル初心者には特におすすめです。
名前の由来はもちろんフロリダ州から。オレンジやレモンの産地として有名です。

オリンピック

ブランデー、オレンジキュラソー、オレンジジュースを1:1:1の割合で作るカクテル。
名前は1900年、パリ五輪を記念してホテル・リッツ・パリで作られたことが由来です。
シンプルなレシピで長い間レシピに変化のない珍しいカクテルです。
柑橘系の甘酸っぱさとブランデーのやさしい香りが特徴で初心者に非常に飲みやすいカクテルになっています。

ワインベースのカクテル

ワイン
ワインベースのカクテルは女性に人気が高いものが多いです。
ワインは苦手だけど、ワインベースのカクテルは好きという方も多く、またベースにするワインも赤と白で全く違ったカクテルになるので、一度はまれば抜け出せなくなってしまうようなバラエティ性にも長けています。
お洒落な名前のカクテルが多いのも特徴です。

ミモザ

正式名称は「シャンパーニュ・ア・ロランジュ」
シャンパンベースのカクテルです。
シャンパンとオレンジジュースを1:1で割る非常にシンプルなカクテル。
「この世でもっとも贅沢なオレンジジュース」などと呼ばれ、簡単な作りながら世のセレブ達にも愛されるカクテルです。
ミモザというのは、春に咲く黄色い花で、カクテルのイエローカラーがミモザの花を連想させることから呼ばれるようになりました。

キール

ワインベースカクテルでは最も人気なカクテルがキールです。
白ワインとカシスをミックスしたキールは深く味わえるカクテルです。
アルコール度数が若干高めなので要注意。
白ワインをシャンパンに変えると「キールロワイヤル」、さらにフランボワーズリキュールをシャンパンで割ったものが「キールインペリアル」、ディタをシャンパンで割ったものが「ディタインペリアル」と、これらのカクテルも、先にできたキールが原型になっています。

ビショップ

赤ワインベースにオレンジジュース、レモンジュース、砂糖を加えたジューシーで初心者にも大変飲みやすいおすすめなカクテルです。
また、ビショップと言えばラムベースのものもあり、そちらのカクテルも人気です。どちらが正式などはありませんが、混同しないように注意。
ホットカクテルにするレシピなどもあり、冬に一息つけるカクテルとしても楽しめます。

ビールベースのカクテル

ビール
言わずと知れたお酒の代名詞ビール。
居酒屋などに行ってもとりあえず最初はビールという人が多いですが、なかにはビールは苦くてあまり好きではないという人も。
ですが、ビールをベースにしたビアカクテルならビールの苦みを抑え、甘くて飲みやすいものが多く、ビールの持つのど越しや炭酸を爽やかに楽しめます。レシピが簡単なものが多く、気軽に家で楽しみやすいのも特長です。

シャンディガフ

ビアカクテルでも特に人気なのがシャンディガフ。
ビールとジンジャーエールを1:1で割るだけの簡単なレシピですが、ジンジャーエールがビールの苦みを抑えて爽やかにしてくれるためビールが苦手な方には特におすすめ。
ジンジャーエールを甘めのものにしたり、シロップなどで味を調整すればさらにまろやかで飲みやすくなります。

レッドアイ

ビールとトマトジュースで作るレッドアイは、ビアカクテルの定番中の定番。
比率は1:1で、お好みでコショウやレモンをきかせるのが良いです。
また、ビールをウォッカに変えると「ブラッディメアリー」、ビールとウォッカを使用してトマトジュースと混ぜると「レットバード」と呼ばれます。
名前は「飲みすぎた翌朝の赤い目」を表現しているカクテルだから「レッドアイ」

カシスビア

カシスビアは、カシスリキュールで甘みのあるビアカクテルです。
ビールとクレーム・ド・カシスを6:1で割るだけでフルーティーな味わいのカクテルが楽しめます。
カシスカクテルではありますが、カシスオレンジやカシスウーロンのような女子っぽさがないので、ビールが苦手な男性におすすめ。

まとめ

いかがでしたか?
どれも初心者に飲みやすいカクテルを厳選して紹介しました。前回の基本の4つをベースにしたスタンダードカクテルと合わせて覚えておけば、バーに行ってもとりあえず何にしようか迷う心配はありません。
カクテルは一つのベースをとってもその組み合わせは未知数ですので、自分にぴったりのカクテルを見つけるのは大変ですが、まずは飲みやすいカクテルから、自分の好みを見極めていって、カクテルの世界を楽しめるように心がけましょう。

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