日本のウイスキー白州の魅力とは|飲み方やラインナップ6銘柄も紹介

※アフィリエイト広告を利用しています

日本といえば、日本酒や焼酎などのお酒というイメージが強いですが、実は日本のウイスキーも世界的に有名なのです。
実際に、世界の5大ウイスキーに数えられているほどの実力を持っています。

そこで、この記事では、日本を代表するウイスキーである「白州」について徹底的に解説します。
「白州」はそんな日本のウイスキーを代表する一本で、日本のウイスキーを語るなら、まずはこれを知らなければいけません。
白州の味わいや評価、おすすめの飲み方などを徹底的に解説するのでウイスキー初心者の方は必見です。

白州とは?

まずは、白州という銘柄について基本的なことを紹介していきます。
ウイスキー初心者の方や、ウイスキー初心者の方は必読ですよ。

白州のウイスキーの種類

ウイスキー_種類
白州は、ジャパニーズウイスキーの一つです。
ジャパニーズウイスキーとは、アイリッシュウイスキー、スコッチウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーと並び、「世界5大ウイスキー」と呼ばれている世界的にも高い評価を得ている一種のブランドです。

また、白州は、スコッチウイスキーの種類の一つ(正確には、中心とする)である「シングルモルトウイスキー」に分類されます。
これを聞いて、「ジャパニーズウイスキーなのに、スコッチウイスキー?!」と思った方も多いでしょう。
この理由はあとで解説します。

シングルモルトウイスキーとは?

ウイスキー瓶とグラス
話を戻して、シングルモルトウイスキーとは、原材料に100%モルト(大麦)を使用して造られるウイスキーのうち、単一の蒸留所で造られるウイスキーのことを指します。

日本であれば、日本酒や焼酎の製造が盛んなので単一の蒸留所と言われても、いまいちピンとこなかったり、「普通でしょ」と思うでしょうが、ウイスキーはそうではありません。
実際に、シングルモルトウイスキーの他に、複数のウイスキーを混ぜる「ブレンデッドウイスキー」といものも存在します。

また、市場に出回る多くは、ブレンデッドウイスキーであり、シングルモルトウイスキーは価値の高いお酒でもあるのです。
白州は、このシングルモルトウイスキーに分類されます。

白州の蔵元とこだわり

蒸留所
白州は、サントリーから発売されており、白川蒸留所で造られています。
白川蒸留所は、山崎蒸留所という、白州と並ぶジャパニーズウイスキー「山崎」を造る蒸留所の次に、第2の蒸留所として誕生しました。
山梨県北杜市に位置しています。

「白州」を造るための最大のこだわりは、やはり水です。
水は、ウイスキー造りには欠かせないもので、その良し悪しで味わいも大きく左右されます。
白川蒸留所の側には、南アルプスにより磨かれた地下天然水があり、当時これを、見つけたときは「”まだ日本にもこんな水があるのか”と震えた」と受け継がれています。
それほどまでに、綺麗な水だったのです。

白州の味わいは?

気になるのは、やはりその味わいです。
ここでは、白州の味わいや実際の評価などを解説していきます。

ジャパニーズウイスキーの味わい

机に置かれたウイスキー
白州の前に、ジャパニーズウイスキーの味わいについて解説します。
ジャパニーズウイスキーの最大の特徴は、複雑な風味を持ちながらも、繊細な味わいに仕上げているということです。
どんな人の舌にも馴染みやすい、飲みやすい味わいとも言えます。

ジャパニーズウイスキーは、もともとはスコッチウイスキーをモデルに造られています。
そのため、今でもスコッチウイスキーに近い風味を持っているのですが、ピート香を抑えたり、繊細な舌の持ち主である日本人に合わせた風味にするなどして、きめ細かなところが改良されています。
そういった、細かなところ、繊細な味わいが世界から評価され、歴史が浅いジャパニーズウイスキーも、今では世界5大ウイスキーの一つとして数えられるようになったのです。

また、先ほど、〈白州は、スコッチウイスキーの種類の一つである「シングルモルトウイスキー」に分類されます。〉と述べたのもこのためです。
ジャパニーズウイスキーは、スコッチウイスキーがモデルであるため、白州もシングルモルトウイスキーに分類されます。

シングルモルトウイスキーの多くは、スコッチウイスキーであり、少し前までは、スコットランドと日本でしか造られていませんでした。
ですが、近年になり、アメリカなどの他の諸国でも造られるようになっています。

白州の味わいと口コミ

さて、そんなジャパニーズウイスキーの代表格「白州」の味わいはというと、大きく3つのポイントがあります。それが…
①爽やかなピート香
②軽やかな口あたり
③日本人に飲みやすい

この3つです。

①爽やかなピート香

香りにクセがなく、その上、すっきりとした香りがあるということです。
普通、ウイスキーにはピート香(植物などが炭化した石炭)という香りが強くあります。
ですが、ジャパニーズウイスキー、特に白州はこれが軽く、すっきりとしているのです。
そのため、ウイスキー初心者の方でも飲みやすくなっています。

②軽やかな口あたり

繊細な味わいにより、ウイスキーの度数の高さを感じさせないほど、一口目から上品な味を楽しむことができます。
もし、あなたが苦手なお酒を飲むと、口に入れた瞬間に「ウッ」となることもあると思いますが、そういったものが感じにくいということです。

③日本人に飲みやすい

以上の2つから、繊細な舌を持つ日本人には非常に相性の良い風味を持っているということでまとめられます。
日本だけでなく、世界的にも評価される飲みやすさなのです。

白州の評価

実際に、白州は世界的なお酒のコンクールでも輝かしい受賞歴を持っています。

2016年 ・白州18年 ISC金賞
・白州25年 ISC金賞
・白州18年 SWSC最優秀金賞
・白州12年 SWSC最優秀金賞
2017年 ・白州18年 ISC金賞
・白州25年 ISC金賞
2018年 ・白州25年 ISC最高賞「トロフィー」
・白州25年 WWAワールドベスト・シングルモルトウイスキー

このように、毎年、すごい数の賞を受賞しています。
どれも世界的権威のあるもので、白州の実力の高さが伺えますね。
それぞれが、どんなコンクールなのかは下にまとめているので、参考にしてみてください。

●ISC…「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」の略。
ロンドンで開かれる酒類品評会。ウイスキー、ブランデー、テキーラ、ジン、ウォッカなど
各部門があり、ブラインド・テイスティングによって審査される。

●IWSC…「インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション」の略。
1969年に設立されたロンドンで開催される酒類品評会。ワインを中心としたスピリッツ、リキュールを対象としている。テイスティングと技術的分析(化学的・微生物的側面)によって評価される。

●WWA…「World Whiskies Awards」の略。
イギリスのパラグラフパブリッシング社により刊行されているウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」が主催する、ウイスキーのコンテストで、各国の代表を選出した後に、最終審査が行われる。

白州のおすすめの飲み方は?

ここからは、白州のおすすめの飲み方を3つ解説します。
初めて白州を飲む方、ウイスキーを飲み方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

白州の飲み方|ハイボール

ハイボール
まずは、「ハイボール」です。
ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割っただけの簡単なもので、居酒屋などでも手軽に飲むことができるお酒でもあります。
ですが、普通居酒屋などに置かれているハイボールには、白州のような高価なウイスキーは使用されません。
そのため、少しウイスキーの味が濃いくなるとどうしても雑味のある味わいに感じてしまいます。

しかし、白州を使ったハイボールは別格です。
白州自体が、ストレートで飲んでも美味しいお酒なため、当然、炭酸水でどんな割合で割ろうと美味しいのです。
ウイスキー初心者にもおすすめな飲み方で、そんな方は、白州と炭酸水を1:3~4で割って飲んでみましょう。

白州の飲み方|ロック

ウイスキー_ロック
また、ウイスキーに慣れてきたら、「ロック」もおすすめです。
ハイボールよりもウイスキーそのものの味わいを感じやすく、ストレートと違い、氷を入れて冷やして飲むためクセを感じにくくなります。
また、徐々に氷が溶けていき味が薄まるので、その変化を楽しめる飲み方でもあります。

白州の飲み方|ストレート

最後に紹介するのは、「ストレート」です。
やはり、ウイスキーといえばストレートですね。
ウイスキーそのものの味わいを楽しみながら、ちびちびと飲むのが通な飲み方です。
初心者には少しきついかもしれませんが、これこそが本当に白州を楽しめる飲み方なのです。
ぜひ、一度はチャレンジしてみましょう。

白州のラインナップ3つ

ここでは、今サントリーから発売されている白州の全ラインナップ3つの、それぞれの味わいや特徴などを解説します。

白州(ノンエイジ)




最もポピュラーな白州

白州はシリーズとして複数の銘柄がありますが、最もポピュラーなのがこの「白州(ノンエイジ)」です。
ノンエイジとは、年数表記がないウイスキーのことを指します。
若さのある一本で、白州の基本である軽快な口あたり、爽やかな風味を楽しむことができる一本です。

種類 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 43%
原産国 日本
香りの強さ 4 out of 5 stars (4 / 5)
飲みやすさ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 4 out of 5 stars (4 / 5)

白州18年




心地よく、奥深い風味を持った一本

その名の通り、18年間の貯蔵、熟成を経て発売されるウイスキーです。
長期熟成ならではのコクとまろやかさを持っており、ノンエイジよりも落ち着いた風味があります。
また、ノンエイジにはなかった、甘い香りを持っているのも特徴的です。

種類 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 43%
原産国 日本
香りの強さ 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
飲みやすさ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

白州25年




フルーティーでスモーキー。白州の最高傑作

「白州18年」よりもさらに長く、25年間も貯蔵熟成させた一本が、「白州25年」です。
貯蔵熟成期間は長いだけあって、値段も高価ですが、それに見合うだけの格別な美味しさを持っています。
上記の2つよりもスモーキーさが増しており、フルーティーな甘みも強くなっています。
非常にまろやかです。
ウイスキー好きにこそ飲んで欲しい、そんな一本です。

種類 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 43%
原産国 日本
香りの強さ 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
飲みやすさ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 5 out of 5 stars (5 / 5)

生産中止・数量限定の人気白州

国内外問わず、人気の高い「白州」ですが、その美味しさから生産が追いつかず、生産中止になったものであったり、数量限定品だったため今ではなかなか飲めないものなどもあります。
ここでは、そんな白州を3つ紹介します。

白州12年




人気のあまり生産中止になった銘柄

2018年に、その人気のあまり生産が追いつかず発売中止になった一本が、この白州12年です。
これが発表された時は、消費者だけでなく、業界にも衝撃を与えたほどです。
熟成された落ち着いた風味と、コスパの良さから、大変人気でした。
フレッシュでありながらも、ノンエイジよりまろやかで飲みやすい味わいです。

種類 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 43%
原産国 日本
香りの強さ 4 out of 5 stars (4 / 5)
飲みやすさ 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

白州シェリーカスク




シェリー樽で貯蔵熟成させた特別な一本

本数限定で発売されていたのが、この「白州シェリーカスク」です。
白州を構成する様々な原酒を、シェリー酒の熟成に使用していた樽で、貯蔵熟成させたウイスキーです。
通常の白州よりも、華やかな風味を持っており、甘みも増した味わいが特徴的です。
また、最後には少し苦味も感じることのできる奥深い一本でもあります。

名称 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 48%
香りの深さ 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)
飲みやすさ 4 out of 5 stars (4 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

白州ヘビリーピーテッド




他とは一線を画す、スモーキーな白州

「白州ヘビリーピーテッド」も、本数限定で発売されていたウイスキーです。
この白州は、今まで紹介した他のウイスキーと一線を画す特徴があります。
それが、「スモーキーであること」です。
他の白州は、スモーキーさが抑えられていますが、これは違います。
通常の白州を構成する原酒の中でも、スモーキーなタイプのもののみを選び、ヴァッティングしており、それゆえのスモーキーさを持っています。
スモーキーなクセのあるウイスキーが飲みたい人には、特におすすめです。

名称 シングルモルトウイスキー
原材料 モルト
アルコール度数 48%
香りの深さ 5 out of 5 stars (5 / 5)
飲みやすさ 3.5 out of 5 stars (3.5 / 5)
総合評価 4.5 out of 5 stars (4.5 / 5)

まとめ

この記事では、白州について、特徴や味わい、実際の評価などを解説し、最後にはかつて販売されていたものも含めラインナップ6選も紹介しました。
歴史は浅いですが、世界的に高い評価を得ているのがジャパニーズウイスキーであり、それを代表するのが「白州」です。
間違いない美味しさなので、ぜひこの機会に一度飲んでみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました