ゲームで負けたり、飲み会の勢いでテキーラをグイッ!
体の芯から熱くなってきて…
「なんだこれ…不味い…」
なんていう経験をした方も多くいるのではないでしょうか?
この記事では、そんなテキーラについてアルコール度数や本当に不味いお酒なのか、その秘密に迫っていきます!
そもそもテキーラの定義とは
テキーラと呼べるものには、細かい定義があります。
メキシコ・ハリスコ州のグアダラハラ市近郊の「テキーラ」という土地で作られる蒸留酒のことを指します。
メキシコ政府の認めた場所以外で作られたものは「テキーラ」と呼ぶことはできません。
テキーラとなる条件はいくつもあり、その中には最低限2回以上の蒸留をするというものがあります。そのため必然的にワインや日本酒などよりはアルコール度数が高くなります。
気になるアルコール度数は?
アルコール度数は、およそ40度です。
メキシコ政府の中で、テキーラと呼べるものは35度〜55度と決まっています。
ビールが5%ということを考えると、なかなかの数値ですね!
一口飲むだけで体が熱くなってしまいます。
酔っ払ってしまうのもうなずけます!
ここで、ジンやウォッカといった他のお酒とのアルコール度数を比較してみましょう!
お店で出るお酒のアルコール度数比較一覧
テキーラ | 38%~40% |
ジン | 40%~50% |
ウォッカ | 40%~ |
ウイスキー | 40%~43% | 焼酎 | 20%~25% | イエーガー | 35%程度 |
あれ?
こうしてみると、意外にもテキーラのアルコール度数は高くない>ことが分かるかと思います。
では、なんで「不味い」という印象が強いのでしょうか?
悪い印象は飲み方に理由あり!
実は、テキーラ=不味いお酒という印象が強いのは、その飲み方のせいなんです。
いつも、ショットグラスでグイッと飲んでしまっていませんか?
ジンやウォッカ、ウイスキーなどはどうでしょうか?
カクテルにしたり、ゆっくり少しずつ飲んでいいるかと思います。
先ほど紹介したように、テキーラは約40度のアルコール度数を持つお酒です。
ひと口でグイッと飲んでしまっては、体もびっくりして不味く感じてしまうのも無理はないのです。
飲んだらライムを
飲んだ後にライムをかじることで少し苦さが緩和されます。
胃を保護する、という意味で先にかじる人もいますが、実はこれ、日本人スタイルで先でも後でもどちらでも変わらないとのこと。
飲む前に口をさっぱりさせたいのか、飲んだ後に口をさっぱりさせたいのかその違いだけということです。
メキシカンスタイルでは塩を舐める
ライムをかじるのはジャパニーズスタイルと先述しましたが、メキシコでは塩を舐めるのが一般的だそう。
指で塩を舐めて、テキーラを飲み干した後、ライムをかじってさらに塩を指で舐める!
メキシコでは、ショットグラスの他にライムを塩もセットで出されるのが一般的だそうですよ。
カクテルにしたら実は美味しい!
カクテルにすることで、実際のところ非常にお美味しいお酒でもあります。
例えば、代表的なカクテルであれば、
テキーラサンライズ(テキーラ+オレンジジュース+グレナデンシロップ)
パローマ(テキーラ+グレープフルーツジュース+炭酸水)
エル・ディアブロ(テキーラ+ライムジュース+カシス+ジンジャエール)
などがあります。
良い印象を持っていない方は、ぜひ一度飲んでみてくださいね!
印象が変わること間違いなしです!
95度のテキーラが存在する!?
さて、中には95度のテキーラが存在するの?という疑問を持っている方もいるようですが、結論から述べると95度のテキーラなんてものは存在しません。
95度のお酒の正体とは…
では、95度のアルコール度数のお酒がないかと言われればそうではありません。
実は、「スピリタス」というウォッカの一種に分類されるお酒があります。
スピリタスのアルコール度数は96度であり、最もアルコール度数の高いお酒として有名です。
下の記事で、スピリタスについては詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ見てみて下さいね!
世界最恐のお酒スピリタスとは?アルコール度数やおすすめの飲み方を紹介
まとめ
この記事では、テキーラのアルコール度数や本当に不味いお酒なのかを解説しました。
テキーラは決して不味いお酒なのではなく、飲み方によってその美味しさは広がります!
ぜひ、この機会にカクテルなどでも楽しんでみてくださいね!